漆器製品についての最近のブログ記事

前回の記事から間があきましたが、今日からまた少しずつ書いていこうと思います。

外食産業で使われている食器の洗浄は、食器洗浄機を使われているところが大多数だと思います。
陶磁器やガラス製品などは食器洗浄機でどんどん洗うことが可能ですが、塗り物の漆器製品となるとそうはいきません。

漆器製品取り扱い

漆器製品は、他にも、電子レンジ・直火・たわしなどなどダメなことが多いものです。そのせいかどうしても扱いにくいというイメージになってしまいますね。※一部家庭用など電子レンジ対応の味噌汁椀などが売られていますが。

とにかく、業務用として漆器を使うためには、食器洗浄機対応のお椀だったりお盆だったりを希望されることが当たり前にさえなってきました。

木製品に関しては、洗浄機対応のお椀も一部ありますが、いくら丈夫と謳っていても一般的に手洗いが理想だろうと個人的には思います。

一方で樹脂製の洗浄機対応製品は、現在お椀を中心にたくさん扱われています。
一般的なABS樹脂は洗浄機対応ではありませんが、耐熱温度60度くらいといわれています。
耐熱ABS樹脂というものがあって、それは耐熱温度80度くらいで洗浄機対応としています。
ですので、ABS樹脂製のものを洗浄機対応で使いたいという場合は、ロットが1,000以上(製品にもよりますが)になってきた場合、耐熱ABS樹脂で成型することも可能なのです。

耐熱ABS樹脂の他にも、PBT、耐熱性木質樹脂などという洗浄機対応の樹脂があります。

そして、もう一つ大切なのは、成形した型に塗る塗料で、なんでもかんでも塗ればいいというものではなく、その樹脂にあった塗料かどうか検査をし、焼付け温度なども考慮に入れて生産されます。
新しい樹脂が開発されると、今まで使っていた塗料が密着しないということもしばしば、それによって塗料も新しく開発されるのです。

どこでもそうだと思いますが、モノを作る現場では日々試行錯誤しながら、いかにお客様の要望に応えられるかを一生懸命考え、満足のいく製品を作ることを心がけています。

2012年2月

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